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源氏物語は花の光彩

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源氏物語 花の光彩

書名かな げんじものがたりはなのこうさい
著者(編者)名 細木郁代 著
著者(編者)名かな ほそきいくよ
ISBNコード 978-4-8386-0465-4
本体価格 6,000円
税込価格 6,600円
判型 A5上製カバー装
頁数 272頁
刊行日 2016年4月15日
在庫 残部僅少

 「言葉を書きつづること」に生きた人々がいた。
 人々の言葉や歌は、時代を彩る「花」であった。
 どんなに小さな囁きにも耳を傾け、隠された「花」を見出し、それぞれに存在の理由があったことを確かめたい―。
 当時を生きた人々に寄りそい、紫式部の生涯を軸として、その言葉を受け取ろうとした著者の渾身の一冊。
過 去に出版された6冊の著書が、長い構想期間と試行錯誤を経て、いま1冊の「花」に。

研究に基づき史実を踏まえた創作の試み。




目 次
第一章  『源氏物語』への曙光─光源氏の面影
 一 八瀬の桜
 二 宣風坊の池波
 三 小倉山の紅葉
 四 山科勧修寺の月
 五 明晰さと人格
 六 春日の里
 七 伊都内親王の願文
 八 紫草の世界

第二章  文芸復興への光─和歌世界の拡充
 一 醍醐王朝の文学
 二 雲林院の行幸
 三 寛平の御遺誡
 四 失脚と左遷
 五 魂の故郷へ
 六 勧修寺流の人々
 七 定方の娘たち
 八 兼輔の子女

第三章  『源氏物語』への逆光─政変の渦潮
 一 若き日の公任
 二 兼家の権勢
 三 道心と世俗
 四 花山院の落飾後
 五 少女、紫式部
 六 浮舟の身
 七 宿世と岐路
 八 越の海山
 九 めぐりあい
 十 突然の訃報
 十一 無化された過失
 十二 新しい一条院内裏へ
 十三 人を魅了する力
 十四 「日記」の深層にあるもの
 十五 山桜の述懐
 十六 隆姫 引き継がれ行くもの

終章  『源氏物語』花の原点


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